8. 上海のトイレ事情
中国のトイレというと、大抵の方が悪いイメージを抱かれる事でしょう。ここ上海では、他の中国の地域から比べるとかなり整備されている方だと思いますが、まだまだ市民のマナーは良いとは言えず、上海市政府はトイレマナー向上の為にキャンペーンを行っているほどです。それでは、実際はどういった状況なのでしょうか?
上海の一部の地区では、まだトイレが普及していない所も多くあり、またマンション建設などで地方から流入した労働者の人がたくさんいることから、そういった場所では路上に大小便をする人がかなり多くいます。衛生上の問題もありますし、悪臭が発生するので苦情も多く上海市も頭を痛めているのですが、それらの人は現金や身分証明書を携帯していないため罰金を課す事もできないということです。
→壁には用便をしないようにと・・・
私の前に住んでいた家の近くでも、道端に置いてあった土管(写真左)がタクシーの運転手たちの格好のトイレとなっていました。
道幅が広くて駐車しやすく、ちょっと食べるには丁度良いお店が立ち並んでいたので、彼らは食事を取ってその後にそこで用を足すのです。そういった小さなお店にはトイレがないので仕方ないのですが・・・
ひどい所では、歩道近くの壁など近くによっただけでも匂ってきましたし、道に大便が犬の糞のように道に落ちていることもありました。子供などはしゃがんだり、転んだりして手に触れることもあるので、散歩など行く時は気をつけてなるべく近づかないようにしたいものです。
また、昔からの習慣なのか、トイレがあっても子供たちの排泄は外で済ましているのを良く見かけます。しかも、自分の家の玄関先にするのです。スーパーマーケットでゴミ箱におしっこをさせるのも良く見たことがあります。
私の住んでいたアパートの敷地内にある室内のプレイルームでさえ、ゴミ箱に大小便をさせる人がいて、さすがに衛生観念の違いにとまどってしまいました。私も娘をそこでよく遊ばせていたので、これにはさすがに我慢できず苦情を申し立てました。きっと他の欧米系の人からの苦情もあったと見えて、次に行った時には、英語と中国語で注意書きが書かれていました。
実際のトイレの使い方にも問題があって、土足でトイレに上がって用を足したり、用便を済ましても水を流さずにそのままの状態であることが多く、戸惑います。トイレの清掃をする人が常時いても、知らん顔でよく掃除をせず、使用したトイレットペーパーも床に散らばっているので、子供と一緒に入る時には絶対にどこにも触らせないようにと必死になってしまいます。一般的に中国のトイレは水の流れが悪いので側に籠が置いてあって、そこに使用した紙を捨てるようになっているのですが、その状態は目も当てられない場所もあります。そういった衛生状態なので、どこかに出かける時は必ずポケットティッシュとウェットティッシュが必需品です。除菌タイプのものが重宝します。見落としがちなのが、トイレのドアの取手。赤痢など、感染した人の例もあるので必ず手はハンドソープできちんと洗うようにしましょう。
出先でトイレを使う場合は、高級ホテルなどの施設を利用するのが一番です。上海市の条例ではホテルや飲食店などトイレの施設を一般の人に開放するようになっているので、遠慮しないできれいなトイレのありそうな場所を見つけて利用しましょう。

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普通の上海のトイレはこんな感じではありませんが、公園などに行くとお目にかかります。時々有料のトイレもありますので小銭も忘れずに持ち歩きましょう。トイレットペーパーもお忘れなく!
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